かぐや姫 ラストステージ


2009年県大会出場から、集団演武を続けてきた竹原のチーム「かぐや姫」が、ラストステージを迎えました。

満開の桜に囲まれたバンブージョイハイランドで、有終の美を飾りました。(2023年4月2日)

 

かぐや姫/角本登喜子さん・斎原千枝子さん・新谷菜穂子さん・鈴光幸子さん・中村トモ子さん・濱田路子さん・松田こづえさん・向井恭子さん


ステージ終了後、芝生の上でお弁当を広げてお花見中の皆さんにインタビューさせて頂きました。

かぐや姫さんはメンバーの入れ替わりがありましたよね?

●入れ替わりという訳では無く、ご家族の転勤などで転居されたので、メンバーを補充しました。

●初代メンバーに向井一則さん、隅田康子さん、田口淑恵さんがいらっしゃいました。

 

いつも衣装が素敵ですが、お揃いの衣装は何着ありますか?

●ん~、あれと、これと…(しばらく考えて)5着です。

 

毎年県大会に出場されていましたが、套路は毎回違いますか?

●大幅な変更はありませんが、少しずつでも良くしていこうと変えています。

 

何か苦労した事とか、ありますか?

印象に残ったエピソードがあれば教えて下さい。

●苦労なんて、無かったですよ。楽しかった。初めて県大会に出場した時、予想外に入賞することが出来て嬉しかったです。今年は残念でしたが、それまでずっと入賞し続けられた事も嬉しかったです。

●私はかぐや姫に誘われた時「本当に私で良いのですか?」と、ついて行けるか心配でした。

●声を掛けて頂いた時、ついて行けるか不安で即答はできませんでしたが、かぐや姫のステージを見て意を決して「やらせて下さい。」と言いました。

●何年か前のこのステージで、当日船が欠航して「間に合わない!皆に迷惑を掛けるかも!」と慌てました。結局、他の島から船に乗って間に合いました。

●私は数年前に体調を崩し、かぐや姫を抜けていました。でも、かぐや姫に復帰することを目標に頑張りました。皆が「待ってるよ。」と言ってくれたのが励みになりました。

●(かぐや姫では無いですが)福岡で開催された、ねんりんピックに出場したのも楽しい思い出です。数ヶ月しか練習できませんでしたが、入賞できました。

●私が指導していた時、誰も私の話を聞いてくれなかった。傷ついた。(向井一則先生)←みんな大爆笑!!

●(涙目で)私はかぐや姫が無かったら、ここまで太極拳を続けて無かったかもしれません。みんなで同じ目標に向かって頑張るからこそ、続けることが出来ました。

●(14年の間)みんなそれぞれに介護や自身の病気、伴侶を亡くしたりと大変な事がありましたが、かぐや姫を続けながら乗り越えてきました。かぐや姫があって、本当に良かったです。


《インタビューの最中に、向井先生ご夫妻のまるで夫婦漫才の様なやりとりがあり、笑いの絶えない楽しい時間でした。14年もの長い間、同じ目標に向かって努力し、苦楽を共にできる仲間がいることをとても羨ましく思いました。》